河口部(海岸)・酸性河川の護岸工に!在来工法により対応できない特殊な水質河川の護岸工法にご検討下さい。
従来のかご工法の機能をそのままに線材の耐久性を考慮し、特殊な水質環境での護岸工の恒久化を実現する厚被覆線を使用したかご工法です。
・酸性河川、塩害地区等の在来品では対応できない場所の護岸
自然石を使用した蛇篭工法は周囲の自然環境への影響が少なく、動植物へ良質な生息環境を提供する工法として内陸部の河川護岸工全般に採用されている現状にありますが、従来から使用されてきた線材の性質上、当該河川の水質による腐食等で適用できない現状が発生しています。また、海岸河口部においては、波浪飛沫等による腐食および砂摩耗による破断等恒久的な護岸構造を維持できない現状があります。そういった条件に適した護岸工としてSGマットを使用いただけます。
●耐摩耗性、耐酸性に優れた高密度ポリエチレン厚被覆線材を使用しました。
●従来式のパネル式ふとんかごの施工性を重視し、連接型を採用することにより多様な施工箇所に対応しさらにかご工として永久的な連続篭構造物として構築できます。
●在来型ふとんかご工法の利点を継承し、地盤の変化に柔軟に追随し、被災の拡大を防ぐとともに、周囲の景観と調和し動植物へ良質な棲息環境を提供することが可能です。
●耐摩耗性、耐酸性に優れた高密度ポリエチレン厚被覆線材を使用しました。
●従来式のパネル式ふとんかごの施工性を重視し、連接型を採用することにより多様な施工箇所に対応しさらにかご工として永久的な連続篭構造物として構築できます。
●在来型ふとんかご工法の利点を継承し、地盤の変化に柔軟に追随し、被災の拡大を防ぐとともに、周囲の景観と調和し動植物へ良質な棲息環境を提供することが可能です。
従来から施工されている、河川改修工事の中で工法適用項目に対し、水質の観点から従来工法の適用範囲から逸脱する現場が発生しつつあり、特に海岸河口部(淡水と海水が混ざり合う箇所)についての護岸、及び、水質の酸性度が高い河川の護岸については工法が確立していない現状にあります。また、地域の生活環境への影響を配慮し、且つ下流水域への自然環境への影響を、極力回避した工法を選択することが重要視されています。そこで弊社では、従来から各施工現場から施工性の良さと、経済性の高さで好評を得ている『パネル式ふとんかご』を基本とし、耐摩耗性、及び耐酸性に優れた被覆線材を使用し、一体化された永久かご構造物を構築できる「護岸用連接型SGマット」を提案致します。
連接型SGマット(階段式) 規格表
金 網
芯線径
(mm)
(mm)
被覆外径
(mm)
(mm)
枠 線
芯線径
(mm)
(mm)
被覆外径
(mm)
(mm)
形状・寸法
H×W×L
(m)
(m)
網 目
(mm)
定 価
(m)
φ4.0
φ9.0
φ6.0
φ11.0
0.5×1.0×2.0
100
130
150
¥30,500
¥25,300
¥22,500
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
0.5×1.0×2.0
100
130
150
¥18,200
¥15,000
¥13,300
*400m以上:単位価格 異形別途
連接型SGマット(スロープ) 規格表
金 網
芯線径
(mm)
(mm)
被覆外径
(mm)
(mm)
枠 線
芯線径
(mm)
(mm)
被覆外径
(mm)
(mm)
形状・寸法
T
(cm)
(cm)
網 目
(mm)
定 価
(㎡)
φ4.0
φ9.0
φ6.0
φ11.0
50
100
¥21,300
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
50
100
¥13,600
φ3.2
φ7.0
φ4.0
φ9.0
50
100
¥12,400
*400㎡以上:単位価格 異形別途
項 目
形状・寸法 / 摘要
単位
数量
規 格
H=300mm
㎡
100
中詰材
割栗石 / 補正係数0.08
㎥
29.2
吸出し防止材
t=10mm以上 / 補正係数0.07
㎡
107
バックホウ運転
0.8(0.6)㎥級
h
6.3
世話役
人
0.7
特殊作業員
人
0.9
普通作業員
人
8
諸経費
/ 上記の2%
式
1
項 目
形状・寸法 / 摘要
単位
数量
規 格
H=500mm
㎡
100
中詰材
割栗石 / 補正係数0.08
㎥
48.6
吸出し防止材
t=10mm以上 / 補正係数0.07
㎡
107
バックホウ運転
0.8(0.6)㎥級
h
8.2
世話役
人
0.8
特殊作業員
人
1.2
普通作業員
人
9.9
諸経費
/ 上記の2%
式
1
1.上表は、次の条件に該当する場合の歩掛とする
①中詰用石材は、栗石・割栗石とする。
②栗石・割栗石の径は、かごの厚さ30cmの場合は概ね5~15cm、かごの厚さ50cmの場合は概ね15~20cmとする。
2.上表は、SGマット据付のための法面整備、吸出し防止材設置、かご組立・据付、補強材設置撤去、詰石蓋設置及び現場内運搬(20m程度)を含む。
3.吸出し防止材は厚さ10mmを標準とする。
4.諸雑費は、補強材料(単管パイプ、鉄筋など)の損料、消耗材料の費用であり、労務費と機械費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。
①中詰用石材は、栗石・割栗石とする。
②栗石・割栗石の径は、かごの厚さ30cmの場合は概ね5~15cm、かごの厚さ50cmの場合は概ね15~20cmとする。
2.上表は、SGマット据付のための法面整備、吸出し防止材設置、かご組立・据付、補強材設置撤去、詰石蓋設置及び現場内運搬(20m程度)を含む。
3.吸出し防止材は厚さ10mmを標準とする。
4.諸雑費は、補強材料(単管パイプ、鉄筋など)の損料、消耗材料の費用であり、労務費と機械費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。
以下展開図は、標準規格であり、現場の状況に併せて変更可能です。
- SGマット (連接型) 展開図 -
規格:φ9.0(4.0)×100,130,150 0.5×1.0×2.0
● 材料表
記 号
部 材
規 格
![記号1](../marin/images/kigou1.gif)
ひし形金網
φ9.0mm(4.0mm)×100,130,150
![記号2](../marin/images/kigou2.gif)
枠線
φ11.0mm(6.0mm)
![記号6](../marin/images/kigou6.gif)
吊線
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00
![記号3](../marin/images/kigou3.gif)
組立用コイル
φ9.0mm(4.0mm) L=0.50,1.00
規格:φ7.0(3.2)×100,130,150 0.5×1.0×2.0
● 材料表
記 号
部 材
規 格
![記号1](../marin/images/kigou1.gif)
ひし形金網
φ7.0mm(3.2mm)×100,130,150
![記号2](../marin/images/kigou2.gif)
枠線
φ9.0mm(4.0mm)
![記号6](../marin/images/kigou6.gif)
吊線
φ9.0mm(4.0mm) L=1.00
![記号3](../marin/images/kigou3.gif)
組立用コイル
φ7.0mm(3.2mm) L=0.50,1.00
参考現場名:千葉県横渚海岸補修工事(千葉県鴨川土木事務所)
従来のふとんかご(線径φ5.0mm)では摩耗、腐食により線材が断線し、中詰め材が流出してしまうため、耐久性に優れた「SGマット」が採用されました。
施工前
![施工前のイメージ](images/seko5-re.jpg)
施工後
![施工後のイメージ](images/seko1-re.jpg)
↑左列:金網が腐食し中詰め材がかごから流出
北海道函館土木現業所発注
小鴨津川道単改修工事(特対)
SGマット階段式
小鴨津川道単改修工事(特対)
SGマット階段式
![施工イメージ1](images/ph12-re.jpg)
北海道釧路支庁発注
中山間広域連携北部地区5工区
SGマットスロープ式
中山間広域連携北部地区5工区
SGマットスロープ式
![施工イメージ2](images/ph9-re.jpg)
千葉県南部林業事務所発注
県単林地荒廃防止施設災害復旧工事
SGマット階段式
県単林地荒廃防止施設災害復旧工事
SGマット階段式
![施工イメージ3](images/ph8-re.jpg)
国土交通省関東地方整備局
利根川下流工事事務所発注
河口周辺自然地再生工事
SGマット護岸堤
利根川下流工事事務所発注
河口周辺自然地再生工事
SGマット護岸堤
![施工イメージ4](images/ph7-re.jpg)
国土交通省北陸地方整備局
富山河川道路事務所発注
深澤護岸災害復旧工事
SGマットスロープ式
富山河川道路事務所発注
深澤護岸災害復旧工事
SGマットスロープ式
![施工イメージ5](images/ph10-re.jpg)
鹿児島県大隈土木事務所発注
平成16年度16災416-1号海岸災害復旧工事
志布志有明大崎海岸(3工区)
SGマットスロープ式
平成16年度16災416-1号海岸災害復旧工事
志布志有明大崎海岸(3工区)
SGマットスロープ式
![施工イメージ6](images/ph13-re.jpg)